タイの首都バンコクの中心駅フアランポーン駅から列車で2時間ほど、料金はたったの15バーツで古都アユタヤに自力で行くことができるので行ってみました。
タイの国鉄列車はかなり年季の入った車両で、車内は50年位前に時間が止まったかのように簡素なつくりです。
バンコクからアユタヤまでの車窓にはのどかな田園風景が広がっていました。
アユタヤ駅から遺跡群までは多少距離があり、歩いては行けません。
タイならではのバイクタクシー、トゥクトゥクで約15分ぐらいです。
アユタヤの遺跡群の中で、なんといってもいちばん有名なのがワット・プラ・マハータートです。
拝観料は50バーツです。
破壊された仏頭が長い年月を経て奇跡的に木の根に取り込まれて微笑んでいる姿はタイ旅行したことがなくても、どこかで見たことがあるのではないでしょうか。
このお寺に限らないのですが、アユタヤの遺跡の他の仏像もほとんどが戦乱によって破壊されてしまっています。
残った煉瓦の仏塔が昔をしのびますが、その景色に趣がありました。
私は早朝に拝観したのもありますが、アユタヤは人気の観光地とはいえバンコクでの喧騒と比べれば嘘のように静かでした。
ワット・プラ・マハータートから徒歩で散策するとワット・プララームに着きます。
こちらはひときわ高く立派な仏塔が特徴的です。
アユタヤの遺跡の近くにはエレファント・キャンプがあり、訪れなくても象の姿はあちこちで見られます。
象に乗る体験をしている他の観光客もたくさん見かけました。ワット・プラ・シー・サンペットの拝観料50Bで、こちらのお寺はアユタヤ王朝の王室の守護寺院で、3基の塔が美しい寺院です。
アユタヤ王宮跡もありますが、ほとんど更地と言ってよいほど今は何も残っていませんでした。
ワット・ラーチャブーラナは入口の門越しに仏塔を覗けてその光景が美しく絵になります。
こちらの仏塔の内部にも入ることができたので写真映えしました。ワット・ローカヤースッターには全長29メートルの寝釈迦仏が屋外にありました。
黄色い布は新しく綺麗で、定期的にお寺の人か仏教徒の方たちがきれいに保っていることがわかります。
お釈迦さまは優しい表情をしていて癒されました。
夕日が落ちるとアユタヤの遺跡の主要な建物がライトアップされてこちらも幻想的です。
せっかくライトアップしている割にこの日は観光客は私を除いてもうほとんどいなかったのでアユタヤを独り占めすることができました。
私は駅前のホテルに泊まって観光したのでこの夜のアユタヤを味わうことができて本当によかったです。
その後はトゥクトゥクを見つけて駅前に戻りました。
できれば泊りがけで訪れるのが時間を長く使えてオススメですが、アユタヤには日帰りでも充分バンコクから行けるので、ぜひタイのバンコクに訪れた際は郊外の観光にアユタヤをオススメです。
(37歳 男性)