海外サッカー好きである私が一番印象に残っている旅行は昨年11月に行った4泊6日のドイツ旅行です。
もちろん最大の目的は「サッカー観戦」。
海外クラブの中で私が一番応援しているボルシア・ドルトムントVSシャルケの試合を観戦しにドルトムントのホームスタジアムである「ジグナルイドゥナパルク」へ行ってきました。
ボルシア・ドルトムントには日本代表の香川真司選手が所属しているので、日本人観光客も非常に多く、すれ違う人ほぼ全員が香川選手のユニフォームを着ているため、その様子を見るだけでも気持ちが高ぶります。
また、対戦相手であるシャルケはドルトムントと同じドイツ西部のルール地方を本拠地とするクラブのため、現地ではボルシア・ドルトムントVSシャルケの試合のことを「レヴィア(日本語で地方という意味)ダービー」と呼んでいます。
そのため、試合前からスタジアム周辺は両クラブのサポーターがライバル意識をむき出しにしています。特に驚いたことは、騎馬隊がスタジアム周辺を厳重にパトロールしたり、何十人もの警察官によって両サポーターが接触することがないようバリケードを作っていたりしていたことです。
このような光景は日本では見ることができないでしょう。「ジグナルイドゥナパルク」は約8万人収容可能な巨大スタジアムであり、毎試合ほぼ満員となるため、世界一の集客力を誇るスタジアムです。
特にスタジアムの南側スタンドはドルトムントのゴール側自由席となっており、そのエリアだけでも約2万5千人収容可能であるため、キックオフ前でもすでにサポーターが盛り上がっている様子はインスタ映えすること間違いなしです。
「レヴィアダービー」で盛り上げるのはサポーターだけではありません。両チームの選手も同じです。ゴールが決まると他の試合よりも嬉しい気持ちを前面に出し、時に相手チームのサポーターを煽ることもあります。
私が観戦しに行ったときは、前半にドルトムントが4ゴール決めたので、シャルケサポーターが激怒していました。
私はエリア分けされているとはいえ、シャルケサポーターがすぐそばにいる座席だったため、ドルトムントがゴールを決めるたびにプラスチックコップに入ったビールが雨のように降ってきました。
結局試合は後半にシャルケが4得点したことにより、4-4の引き分けで終わりました。
ドルトムントサポーターである私にとっては残念な結果となってしまいましたが、日本では味わうことができないスタジアムの雰囲気を味わえたのでそれだけでも行って良かったと思います。
(36歳・女)