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アメリカ合衆国・ハワイのダイアモンドヘッドに行って思ったこと

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言葉が伝わらないこと、また相手に伝わっていないと勝手に思い込むことはよくないということを学ぶ体験をしました。

新婚旅行でハワイ州に行った時のことでした。

妻の希望でダイヤモンドヘッドに登り、日の出とワイキキの風景を眺めてから朝食のお店へ移動し、朝食をとるというごく一般的なツアーを申し込みました。

 

このツアーを主催しているのは国内大手の旅行ツアー会社で、私たちは到着日の現地ホテルでの日本人ガイドからの説明でバウチャーが不要のツアーとして紹介されていたので安心しきっていました。

ツアー当日の朝、とにかく朝が早く(日の出前ですので…)、眠い目を擦りながらだったのですが、私たち夫婦は初めてのハワイで気分が舞い上がっており、現地のツアーガイドの出発前の説明を真剣に聞いていませんでした。

今思うとそれが良くなかったのかもしれません。質問をその時にしておけばよかったのだと今では思います。

 

バスに乗り込もうとした際に運転手兼ガイドの男性に「Pleasewait!」呼び止められました。

ガイドの男性はハワイのガイドにしては珍しく、日本語がほとんど話せないようで、しきりに英語と片言の日本語で「wait!ちょうだい」と繰り返していました。

なぜ自分たち夫婦だけが呼び止められているのか私にはわからず、「ちょうだい」という言葉からチップを要求しているのかと思って、1ドル札を出して「chip?」と聞いてみても「No!」という一点張りでして、話が進みませんでした。

 

互いに何を伝えたいのかわからず、イライラをし始めたころ、彼の言葉が少し変化しました。

「紙、Paper、ちょうだい」と言ってきたのです。ここまできて、私はやっと自分の勘違いに気が付きました。

彼が要求していたものはチップなどではなく、「バウチャー」だったのです。

しかし、バウチャーは事前の説明で不要なツアーだと聞いていましたので、「いらないと聞いています」と伝えるとしきりに英語で「バウチャー」を繰り返し言っています。

彼らにとってバウチャーは給与支払いのための重要な領収書のようなものですので、必死だったのだと思います。

 

ですが、ないものはないですので「ありません。不要なツアーだと聞きました」と彼にも伝わるようにゆっくり話しました。

すると、彼にはバウチャーが「存在しない」ということだけが伝わったようで、ものすごい勢いの英語でまくしたて始めました。

私は英語を話すことが苦手ですが、聞き取ることは仕事柄多くありますので彼の発言はおおよそすべて理解できました。

「バウチャーをもらっていないのに旅行に参加しようとするなんて信じられない。お前はクレイジーだ。クレイジーボーイ!旅行会社は何をやっている?どこに行くのかもわからずにバスに乗って参加する奴がどこにいるんだ。そもそもお前らはどこで朝食をとるのかちゃんとわかっているのか?」というような感じの内容でした。

 

売り言葉に買い言葉なので、こちらがこのタイミングで声を張り上げても仕方のないことですので、最後の質問にだけ「エッグシングス」と英語で答えておきました。

彼は英語で話していたにも関わらず、伝わってしまっていたことに驚いている様子でしたがその後は「OK.Comeon!」ときちんとバスに乗せてくれ、無事にツアーに参加できました。

ツアー内容自体は絶景&美味を堪能することができ満足度は非常に高かったです。

 

今回の体験から海外の現地で暮らしている人々は必ずしも普段から観光業界と密にやり取りをしていないことを身をもって体験しました。

また、現地のツアーガイドが必ずしも日本語に対応できているかどうかもわからないことも同時に学びました。

 

(31歳・男性)

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