海外旅行体験談の泉

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スロバキア

海外添乗員が語るスロバキアの一番強烈だったスリ犯伝説

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元海外添乗員をしておりました。約10年ほどの添乗員歴で40ヵ国以上を巡りましたが。

人気の高いヨーロッパ方面への添乗がおおくありました。

 

ヨーロッパへ行く際に真っ先にお客様に注意を申し上げることがあります。

「スリ」です。

「スリ」「置き引き」「怪しい声がけ」この3つは1日目、2日目にご旅行先への期待と憧れを壊すかのように、ご注意をお願いしておりました。

旅行慣れされたお客様からクレームをいただくこともあります。

「そんなに脅さないでよ、今まで旅行してきて一度もそんな体験ないよ」と言われるので、単にその方はラッキーなだけで私は色々なスリ犯、置き引き犯、怪しい組織を街で見かけております。

同僚からもありえないような被害にあった、という話も頻繁に聞いておりました。

 

そんな中で一番強烈だったスリ犯についてご紹介したいと思います。

国はスロバキア、首都のブラチスラヴァの中心街での観光の時です。

街にて現地のガイドさんと合流するのですが、このガイドさんは何度も一緒に仕事をする方でお互いの家族構成までも把握しているくらい仲になります。

合流した際に真っ先にある写真を見せられました。

「最近スリしてる女の子よ。二人ぐみ。綺麗だから気をつけよう」との事でした。

お客様にもガイドさんの流暢な日本語で「綺麗なスリいるよ。綺麗な女の人に気をつけて」なんて冗談を含ませながら、案内をしてくれましたが、新しい現地ガイドさんに会う度に同じことをいわれるお客様はクスクスと反応はしながらも心の中では。

「はいはい」と流す程度なのでしょう。

ガイドさんが先頭、私がしんがり、という形で観光をしていきます。ブラチスラヴァは小さい中心地ですべて徒歩で観光でき、半日もあれば、主要な観光地は全て回れます。

中心広場には歴史的な建物や市庁舎などが並ぶ中でなんと、現在の日本大使館もあるなんて、ご案内の際にでるお客様の驚く声を聞くたびに、私とガイドで顔を見合わせ、その快感にニヤっとするものでした。

「パスポート取られても安心思わないで、大使館でもパスポートすぐには出せないよー」なんてガイドさんが再度案内し、観光は続きます。

 

 

中心広場をすぎ、ブラチスラヴァのもう一つの見所、彫刻巡りをいたします。

フリークという彫刻家が作ったのですが、マンホールから上半身だけをだし通り過ぎる人を見つめる「見つめるくん」(一説では女性のスカートの中を見つめている、とも言われています)が一番有名なのですが、その見つめるくんに向かう際に、すっと私たち団体に近づいてきた女性2人組がいました。

金髪の長い髪が綺麗で、服装は流行りものなのでしょう、日本人が想像するスリのイメージ、少し小汚しく、黒っぽい服装とは全く違います。

イケイケのお姉ちゃん2人組なのです。中心地で少し、人が混む中で、観光客に近づいただけで疑うなんて失礼かもしれないでしょう。

しかし、この二人組、がっちり団体の真ん中に入ってきました。

 

その時、ガイドさんは見つめるくんに到達し、みなが到着するし、案内を開始するのをまっているところでした。

二人がいるのに気づいた私は少々大きな声で「みなさん!美人な二人はスリかもしれません!気をつけて!」伝えます。

お客様は突然な事で「えっ」と二人を見つめ、警戒します。声を出した私をちらっとみた二人は気まずそうに私たちからは離れていきました。

もしかしたら、ただの観光客だったかもしれない、少し後悔をしましたが、「ああいうスリがこの街いるの。警戒して損はない。」とガイドさんのフォローに救われ、観光を続けます。

 

彼女たちの姿も見えず安心していたところ、写真好きのお客様が少し離れたところで写真を取っていることに気がつきました。

すごく熱心に取られています。声をかけようとした際に、ガイドさんが叫びました「お客さん、後ろ!スリきてる!カバン前にして!」と走りだします。

そうなんです。

美人スリはチャンスを伺っていたようで、そのお客様は一人になり、カバンを不注意にも後ろに回すタイミングを待っていたようなのです。

ガイドさんが気づき、確実にこの二人はスリだとわかりました。

 

スロバキア語でなにやらガイドさんが喝を入れていますが、二人組もなにやら言い返していました。「観光してるだけ、スリじゃないって二人は言ってるけど絶対そう。」とガイドさんは言いましたが、確かに私たち団体と完全に一緒のルートで、スピードで観光するのも変な話です。

団体客が一人になり、チャンスがあるのを待つなんて、まるでライオンが獲物を狩る時と一緒じゃないか、と思いました。

その後昼食に入り、ガイドさんとは別れるはずでしたが、「外に二人いる」とまた戻ってきてくれました。

なんと、執念深いことでしょう!色々なスリを私も見てきましたが、ここまで執念深いスリは見たことありません。

ガイドさんはそのあと、他のツアーのガイドがあるため、レストランのスタッフに御願いをして、バスに乗るまで同行してもらうことになりました。

 

団体の後ろからついてきてもらい、無事バスに乗ることができたのですが、その時にスタッフが「さっき、ぎりぎりまでついてきてたよ」と教えてくれました。

ガイドさんは警察に届けたとのことですが、現行犯でないとスリは捕まえられません。

一応ガイドさんに二人の写真をもらい、会社に提出しましたが、二人を見かけたという身近な同僚はいませんでした。

最近パリに遊びに行った友人も到着空港で携帯をすられ、宿泊先がわからなくなり、かなり困ったという話もありました。

どうぞ、スリは都市伝説ではありません。実際にいますので、ご旅行先ではご注意ください。

(30歳・女)

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